図書

できるかな? あたまからつまさきまで

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6月の絵本
できるかな? あたまからつまさきまで

エリック・カール さく
くどうなおこ やく
偕成社
「はらぺこあおむし」でお馴染みのエリック・カールの作品です。装丁をごらんになれば、本屋さんで目にしたことがあるのを思い出していただけるかと思います。
この絵本ではいろいろな動物たちが、その動物特有のポーズで登場します。そしてそのポーズを真似る人間との構図が繰り広げられます。エリック・カール独特の切り絵画法が生きている絵本のひとつです。
保育園では絵本に合わせて絵本歌のCDを購入しました。保育者と一緒に体操や表現あそびとして活用しています。個性的な動きの動物さんたちいっぱいの楽しいひと時です。

よいしょ

図書

7月の絵本

よいしょ

訳/工藤直子 ネイチャー・プロダクション
定価 1320円(税込)
発売日 2006/7/7
判型/頁4-6/64頁
ISBN4097276425

 詩人で童話作家の工藤直子さんの作品には、きっと皆さんもどこかで触れていることと思います。この本『よいしょ』は「フォトポエム絵本」と分類されています。ですから絵本紹介のコーナーとしては分野の異なるものであるかもしれませんね。けれども子どもたちが楽しめる読み物であり、目にも楽しい作品であることは間違いありません。
 ページをめくると、動物や虫、草木や雲のそれぞれの「よいしょ」が映し出されます。気持ちも勢いも異なるたくさんの「よいしょ」に気付かされるわたしたち。誰もが個性豊かな「よいしょ」のひとつひとつに、元気をもらったり応援したくなったりすることでしょう。
日めくりカレンダーのように、机に飾って眺めるのもよいかもしれません。

ダンゴムシ

図書

今森光彦/文・写真
アリス館
5-6歳から
32ページ
27cm×21cm
定価1,540円(税込)
ISBN9784752002086
配本日2002年5月22日

 私たちの身近にいる数多くいる虫たちの中で、子どもたちに人気のある虫のひとつがダンゴムシ。魅力的な虫たちがたくさんいる中、いつでちどこでも見つけられる身近さが良いのかもしれません。しかも、小さい子でも捕まえられるスローモーさと、触わればコロンと丸くなる面白さ、子どもたちにはたまりませんね。
 この絵本はカメラマンである作者が、自分の目で見、感じたことが語られています。読み進めていくと、図鑑としての写真集ではなく、ダンゴムシの不思議さや命への尊い感情が端々に表現されている読みものであることがわかります。力メラのフィルターを通すことで、なぜかより真実が見えてくるのが「さすがカメラマンのプロ!」といったところです。(今村さんの作品は他にもあり、「今森光彦昆虫記」「世界昆虫記」などはよく知られています。)

 
 以前、卒園した1年生が学校l帰りに保育園に寄ってくれたことがありましだ。ランドセルから新しい筆箱を出して、「見せてあげる!Jと開けた筆箱の中には100万匹(私にはそう見えました)のダンゴムシがひしめきあっていだのを覚えています。家に帰ってからダンゴムシたちの運命がどうなったかは定かではありまぜんが、子どもたちとダンゴムシの関係は卒園後もしばらく続くようですね。

ちょっとだけ

図書


 
 
作: 瀧村 有子
絵: 鈴木 永子
出版社: 福音館書店

10月の絵本 ねえねえ あのね

図書

著者名 作:しもかわら ゆみ
発売日 2020年02月20日
価格 定価 : 本体1,300円(税別)
ISBN 978-4-06-518603-9
判型 B12取
ページ数 28ページ
シリーズ 講談社の創作絵本

 以前より「乳児向けの絵本がもっとあったらよいのに」と思っていましたが、近年、その思いに応えるかのように素敵な絵本が次々と紹介されるようになりました。この絵本は、今年の絵本係の先生方(毎年、いろいろな係を職員が手分けして担当しています。)が選んでくれた中の1冊です。

「ぴよぴよ あのね ねずみさん だいすきよ」

 「あのね」のこしょこしょ話に耳を傾けるねずみの表情、「だいすき」と言われたときの、喜びを体いっぱいに表す可愛らしい姿に、幸せよ愛がこぼれるばかりに溢れます。読んでもらう子どもたちとともに、読み聞かせる大人側をもほっこりさせてくれる絵本です。

かずくらべ

図書

山内久典:文 安野光雅:絵
「おおきい」「ちいさい」「おおい」「すくない」など、子ども達の数学的な 概念の基礎が培われるのが幼兜期です。1対1対の経験(お店やさんごっこでお金1枚と商品1個を交換する等)、おもちゃを介して「大きい」「小さい」「多い」「少ない」の比較体験をしたり等、いろいろな遊びの経験を通して、数量や図形について自然に学ぶことができます。
また、数を数えることも大好きな子ども達です。ブランコの前では始終数を 数える順番待ちの声が響いていますよね。きっとお家では、お風呂で湯舟に浸かる時などに、親子一緒に数えることがあるのではないかと思います。
3歳頃までに「3」までの概念ができると言います。(それまでは「ひとつ、ふたつ、…いっぱい!」と□にする子もいて可愛い限りです。)年長さん位に なると「100まで知ってる」と鼻を膨らませている子も増えてきますが、唱えることができてもイコール数の概念を理解しているわけではありません。
数や形、幅広く科学的な視野に立った絵本は年々增えています。知識に偏らず 子ども達の興味を広げてあげられるような絵本を選んでいきたいですね。

ヨセフのたいじなコート

図書

作・絵: シムズ・タバック
訳: 木坂 涼
出版社: フレーベル館
 水彩絵の具,グワッシュ(不透明な水彩絵の具)、色鉛筆、インク、コラージュ等、複数の画材や技法を用いて描かれています。とにかく一番に、鮮やかな色彩が 目に飛び込んでくる絵本です。また「服の穴あき」が仕掛け絵本のように前ページとつながるよラに工夫されているのも楽しいところです。
 ヨセフさんは、すり切れたコートをジャケットに、ジャケットをチョッキにと次々仕立て直していきます。そして最後は「なんにもない!!」という状態に…。
 お話自体はごくごく単純なちのであるかもしれませんが、作者の思い入れや豊かな発想が各ページに感じられ、とても魅力的な絵本に仕上がっています。
 他の作品としては「ハエをのみこんだおばあさん」「これはジャックのたてたいえ」など多数あるのですが、クリスマスの後のせいか現在は品切れが多いようです。

クリスマスってなあに

図書


クリスマスってなあに
作:ディック・ブルーナ
訳:舟崎 靖子

ISBN 978-4-06-200216-5
B5変型 27ページ
発売日 1982年10月14日
 「クリスマスってなあに?」と子どもに聞かれたらどう答えますか? 平和保育園に長く通い、毎年のクリスマスを共に祝ってくださっている 皆さんだったら、きっとすぐに答えられる質問かもしれません。でも、今年初めて保育園でクリスマスを迎えるおうちではどうでしょうか?
 この絵本は、クリスマスが何の日か、子ども達にもわかりやすく書かれています。乳兜クラスのクリスマス会ではブラックシアターでこの話を紹介することもありますし、2歳クラスのクリスマスプレゼントは毎年この絵本にさせていただいています。(まだ子どち達には内緒ですよ!)
 ツリー、ケーキ、サンタクロースという商業的なクリスマスに踊らさ れることなく、本当の意味のクリスマスを子どち達に優しく教えて くれるお薦めの絵本です。

3月の絵本 ジオジオのかんむり

図書

岸田 衿子 作
中谷 千代子 絵カテゴリ: 絵本
定価 : 本体900円+税
ページ数: 20ページ
サイズ : 27×20cm
初版年月日: 1978年04月01日
ISBN : 978-4-8340-0714-5
シリーズ: こどものとも絵本

手ぶくろを買いに

図書

日本の童話名作選
手ぶくろを買いに
作:新美南吉
絵:黒井健
対象年齢 5歳から
ジャンル 絵本 > 日本の絵本
サイズ(判型) 29cm×25cm ページ数 32
ISBN 978-4-03-963310-1
NDC 913
発売日 1988年3月
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784039633101

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