5月2022

その愛おしさ、命のはかなさを

へいわ1 新しい月を迎えて

 新緑の季節になりました。そして若々しい緑の眩しさのみならず、色とりどりの鮮やかな花々が色で香りで楽しませてくれるのがこの季節です。
 子どもたちも自然が大好きです。散歩で通る道の木、園舎の周りに咲く花や実、そして園庭の花をよく知っています。子どもたちは日々はを愛でつつ、ある時は恰好の遊びの材料としてうまく自然を生活に取り込んでいきます。
 そしてもう一つ子どもたちが大好きなのが小さい虫たち。大事そうに持ってきては保育者に見せてくれます。子どもたちは小さい命と関わり合いながら、その愛おしさ、命のはかなさを身をもって感じ取っていきます。幼児クラスになれば、大きな動物の世話は難しくても、虫や魚であれば責任の一端を担うこともできるかもしれません。そうなれば、なお一層つながりは深まることでしょう。
 それぞれの年齢によって自然との関わり方は変わっていきますが、子どもたちの感性を大切にしつつ、命の大切さを伝えていきましょう。どうか、虫を連れてきたその手に、「虫は嫌い!」「気持ち悪い!」など心無い言葉を投げてしまうことがありませんように…。