かずくらべ

図書

山内久典:文 安野光雅:絵
「おおきい」「ちいさい」「おおい」「すくない」など、子ども達の数学的な 概念の基礎が培われるのが幼兜期です。1対1対の経験(お店やさんごっこでお金1枚と商品1個を交換する等)、おもちゃを介して「大きい」「小さい」「多い」「少ない」の比較体験をしたり等、いろいろな遊びの経験を通して、数量や図形について自然に学ぶことができます。
また、数を数えることも大好きな子ども達です。ブランコの前では始終数を 数える順番待ちの声が響いていますよね。きっとお家では、お風呂で湯舟に浸かる時などに、親子一緒に数えることがあるのではないかと思います。
3歳頃までに「3」までの概念ができると言います。(それまでは「ひとつ、ふたつ、…いっぱい!」と□にする子もいて可愛い限りです。)年長さん位に なると「100まで知ってる」と鼻を膨らませている子も増えてきますが、唱えることができてもイコール数の概念を理解しているわけではありません。
数や形、幅広く科学的な視野に立った絵本は年々增えています。知識に偏らず 子ども達の興味を広げてあげられるような絵本を選んでいきたいですね。

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