9月2022

「わくわく」しつつ、温かく

へいわ1 新しい月を迎えて

 毎年毎年、夏が暑くなってきていますが、今年も例年に増して暑い夏となりました。気温の高さ、日差しの強さに、十分な外遊びがままんらない夏でした。それに加えてこちらからもあちらからも押し寄せてくるコロナの波の威力に翻弄される夏でもありました。夏の予定が大きく変更になってしまったご家庭も多かったことと思います。
まだまだ残暑の中にはありますので、乳児クラスは水遊びをもう一週間継続しておこないます。そして、幼児クラスのゆり組ばら組の子どもたちは、10月の「わくわくプレイデイ」に向けてすこしずつ準備を始めることになります。今年も各クラスごとに開催する行事にはなってしまいますが、秋の半日を親子で楽しく過ごせるようにと計画しています。今年はグラウンドのコンディションも考慮し、ゆり組もばら組も旭が丘第2公園を使用して行います。地域の皆様のご協力もいただきながらの行事となります。プレイデイに向けての活動、まだプレイデイを経験することでの子どもたちの心身の成長を今から思うと、今から職員一同「わくわく」してしまいます。お家の皆様も是非「わくわく」しつつ、温かくお見守りください。

おたのしみ会

幼児クラス 行事

 8月27日土曜日の午後、5歳児ばら組は「おたのしみ会」を行いました。夕方から集まった子どもたちは、集合写真を撮ると、すぐにお楽しみのコーナー遊びに入りました。縁日を思わせる「ヨーヨー釣り」「金魚すくい」「的あて」「パターゴルフ」や「うちわ作り」、おやつのコーナーでは「焼きそば(子どもたちのリクエストでたこ焼きのおまけ付き)」「かき氷」をいただきました。
外も暗くなってきたころ、みんなで作ったランタンの明かりの中、礼拝の場へと向かいます。礼拝では、主のキャンドルから「愛」「友情」「平和」「勇気」のキャンドルへと灯が分けられ、それらの灯を見つめながら理事長先生のお話を聴くことができました。
そして19時からは、お家の方もお呼びして一緒に花火を行いました。最近は花火を楽しむ場所もなくなってきているようなので、当日は手持ち花火に加えて職員による吹上花火のサービスも!(ご近所の皆様、ごめんなさい)短い時間ではありましたが、ちいさな夏の思い出のひとときとなりました。

おばけのジョージー

図書

9月の絵本

9月の絵本

おばけのジョージ―


ロバート・ブライト:作・絵
光吉夏弥:訳
福音館書店

おばけのジョージ―は、毎晩決まった時間に会談をみしりと言わせ、広間のドアをギ―と言わせます。それを合図に、住人は寝る時間を知り、猫やフクロウはそれぞれ活動の時間が来たことを知ります。ところがある日、ホイッティカーさんが「ふと、おもいついて」階段にくぎを打ちドアに油をさしたので、まあ大変! みんなは時間がわからなくなり、ジョージ―は新たに住む家を求めてホイッティカー家を出ることになります…..
ロバート・ブライトが奥さんと子どもに描いたというこの絵本は、ペンを使用してデッサンのような線で描かれています。黒一色であることが効果を生み、私たちをおばけの住む深い暗闇の方へと導いてくれます。そして訳は光吉夏弥さん。「ひとまねござる」(おさるのジョージで皆さんご存じですね。)「はなのすきなうし」「おかあさんだいすき」など、岩波の絵本の歴史を支える第一人者であられる方です。必要な語を必要なだけ伝え、あとは子どもたちの創造の中で話を膨らませる、そんなところまで計算されているような気がする作品です。