ヨセフのたいじなコート

図書

作・絵: シムズ・タバック
訳: 木坂 涼
出版社: フレーベル館
 水彩絵の具,グワッシュ(不透明な水彩絵の具)、色鉛筆、インク、コラージュ等、複数の画材や技法を用いて描かれています。とにかく一番に、鮮やかな色彩が 目に飛び込んでくる絵本です。また「服の穴あき」が仕掛け絵本のように前ページとつながるよラに工夫されているのも楽しいところです。
 ヨセフさんは、すり切れたコートをジャケットに、ジャケットをチョッキにと次々仕立て直していきます。そして最後は「なんにもない!!」という状態に…。
 お話自体はごくごく単純なちのであるかもしれませんが、作者の思い入れや豊かな発想が各ページに感じられ、とても魅力的な絵本に仕上がっています。
 他の作品としては「ハエをのみこんだおばあさん」「これはジャックのたてたいえ」など多数あるのですが、クリスマスの後のせいか現在は品切れが多いようです。

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