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よいしょ

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たつのこたろう

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クリスマスって なあに

へいわ1 図書

12月の絵本

クリスマスって なあに

ディック・ブルーナ 作

 イエス様のご降誕の絵本は数多くあります。保育園でも年齢に合わせて様々な絵本を取り上げていますが、この絵本は、アドベントで乳児クラスの子ども達にお話する時のパネルシアターの視覚教材としても用いています。大好きなうさこちゃんの絵のイメージとつながることもあってか、小さい子も受け入れやすいようで、お気に入りの絵本の1冊となっています。
 以前、何度かたんぽぽ組のクリスマスプレゼントとして選ばせていただいたので、ご兄姉がお持ちのご家庭もおありかと思います。もし、乳児クラスのご家庭でクリスマスに向けて初めての絵本を選んでおられるなら、是非「クリスマスってなあに」も候補に入れていただければと思います。シンプルですが何度も何度もめくって楽しめる絵本です。

めのはなし

図書

10月の絵本

めのはなし

堀内誠一:作
福音館書店

 現在は様々な出版社から出ている科学絵本ですが、50数年前に月刊「かがくのとも」が創刊された頃にはまだまだ珍しい企画でした。
 自然科学のみならず化学、物理、医学に関する内容と多岐にわたり、子ども達は興味津々で目を輝かせていました。知識を得ることをねらいとしているわけではないので、この絵本も自分の体験と結びつく展開で進んでいきます。絵本の特徴を生かして、絵や図でわかりやすく説明されているので、幼児でも感覚的につかめることでしょう。
 終わりの方に出てくる「目の錯覚」のページは、本を回したりめくったりして、いずれボロボロになるまでめくられるページになります。
 このように、友達や家族と一緒に楽しみながら読めるのもこの本の魅力でしょう。

とうもろこし ぬぐぞう

へいわ1 図書

9月の絵本

とうもろこし ぬぐぞう

はらしま まみ:作・絵
ポプラ社 

 保育園の夏のおやつに今年もよく登場したとうもろこし。その皮を一生懸命に剥いてくれたのが、たんぽぽ、すみれ組の子ども達でした。もちろん、現在のゆり組、ばら組の子ども達も既に経験済みのこの作業、一筋縄でいかないことは百も承知です。子ども達には一度では剥けない皮のかたさ、ひげが指に絡みつく感触、実が出てきた時の感動等々、その時に刺激された感覚と共に読み進められる楽しさがあることでしょう。
シンプルゆえに伝わってくる良さがあるのだと思います。
 最近のスーパーでは皮剥きのスペースがあり、家に帰る前にとうもろこしが裸にされてしまうようです。子ども達の楽しい遊びが奪われるのではと余計な心配をしてしまうのは私だけでしょうか? 

8月の絵本 やさいのがっこう~とまとちゃんのたびだち~

図書

やさいのがっこう
とまとちゃんのたびだち

なかや みわ:さく
白水社
ISBN:9784592761969

「やさいのがっこう」シリーズの第1作目です。この後の作品では、ピーマン、とうもろこし、いちご、キャベツと様々な野菜が続いて登場します。この絵本を通していろいろな野菜を知り、野菜の持つ個性に興味を持ち、大切に感じておいしくいただく…、子ども達がそんなふうに生活に繋げてくれればよいなと思います。それぞれの野菜たちに思いを寄り添うことで、きっと新しい仲良しの関係を築いていけることでしょう。
 夏野菜を大切に育てている幼児クラスの子ども達は、野菜が元気に大きく立派に育つため毎日休みなしに世話をしてくれています。絵本の中では出荷される野菜に「合格」という一定の基準を満たすか否かの表現が使われていますが、保育園で育てる野菜は出荷するものではありませんし、この扱いは注意して伝えたいところです。保育の中では、野菜がその野菜らしく育っていく素晴らしさについて分かち合いたいと思っています。

7月の絵本 ざりがにのおうさま まっかちん

図書

ざりがにのおうさま まっかちん

大友康夫:作
福音館書店
ISBN:978-4-8340-0733-6

6月1日より「アカミミガメ」「アメリカザリガニ」が条件付特定外来生物に指定されました。どちらも子どもたちにとっては身近な生き物、これからますます生態系について、生き物との付き合い方について学ぶことが必要になってくるでしょう。
さて、私が小さい頃は、市川辺りの川でもザリガニ、どじょう、タニシがざっくざっく採れました。川の中に入っての魚とりは日常的な楽しい遊びのひとつでした。中でも真赤な大きいザリガニ(これを「まっかちん」と呼んでいました)が釣れると、みんな「やったあ!」と大喜びしたものです。               
この絵本の中の子ども達も同じです。そしてザリガニ釣りが不得手なのぞみちゃんのために、友達はみな力を惜しまず応援し続けてくれます。そして最後の場面では、のぞみちゃんとみんなの力で豪快にまっかちんの王様を釣り上げるのでした。

コんガらガっち どっちにすすむ?の本

図書

6月の絵本

コんガらガっち どっちにすすむ?の本

ユーフラテス:作
小学館

 「いるか」と「もぐら」がこんがらがってできた生物の『いぐら』が、『たらす』の家まで遊びに行くお話です。(『たらす』がどんな生物かは最後まで不明です。親子で想像してみてくださいね。)
 場面場面で道を選ぶ楽しみがある読み手参加型の絵本です。この本の嬉しいところは、どの道を選んでも間違いではなくどうにかなるところではないかと私は思います。
 子どもたちは長い人生が始まったばかり。これからいろいろなことが待ち受けているでしょう。是非、素晴らしい未来をと望む私たちですが、もしもベストな選択ができなかったにしても「ほら、どうにかなるよ。」「遠回りしたおかげでこんな拾い物があったね。」と励ましていくことができればと思います。子どもたちが意外と真面目で保守的な面を持っていることを知り、たまには大人が外れることのお手本を見せてあげることも大切なのかもしれません。

定価1320円(税込)
発売日2009.03.17
判型/頁菊倍判/36頁
ISBN9784097263722

5月の絵本 ぐりとぐらのえんそく

図書

  なかがわ りえこ 作 / やまわき ゆりこ 絵
福音館書店

 おなじみ『ぐりとぐら』のシリーズの中から、新緑の季節にぴったりの『ぐりとぐらのえんそく』をご紹介します。
 ぐりとぐらは野原に遠足に出かけます。と言っても食いしん坊のぐりとぐら、待ち遠しいのはお弁当です。お昼の時間を待つためにぐりとぐらは体操を始めます。…と、何かに引っかかったぐりとぐら、それは毛糸でした。毛糸を巻き巻きたどり着いた先はくまさんのところです。くまさんの着ていたチョッキの毛糸が引っ掛かりほつれてしまったものだったのですね。みんなは一緒においしくお弁当をいただきました。
 昨年、山脇百合子さんの訃報が入り、幼い頃の思い出と共に寂しさを感じたのは私だけではないでしょう。年代を超えて、それぞれの人々の心に生き続ける作品の数々を大切にしていきたいと思います。
 
定価 : 1,100円(税込)
ページ数: 32ページ
サイズ : 20×27cm
初版年月日: 1983年03月05日
ISBN : 978-4-8340-0892-0
シリーズ: ぐりとぐらの絵本

4月の絵本

だいいちへいわ 図書

だいじだいじどーこだ?

遠見才希子:文
川原端丸:絵
大泉書店

おちんちんのえほん

山本直秀:文
佐藤真紀子:絵
ポプラ社

 2月18日の「子育て講座」では、「自分を大切に生きる~子どもたちが自分の人生を生きていくために大切な「性」のこと」という題目で、助産師の加藤睦さんのお話を伺いました。その中でご紹介いただいた幼児~小学生向きの絵本です。
「性教育」というとどうも苦手意識を持ちがちな大人達ですが、子ども達は素直にまっすぐ様々なことを受け止めていきます。「性教育」の根本には、自分を大切にすること、相手を尊重することなど、愛情や人権との深い関わりがあります。その気づきの一歩として、これらの絵本を活用できると良いと思います。
 保育園にもありますので、貸出し希望の方は職員室にお立ち寄りください。

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