11月2022

秋を見つけて

へいわ1 新しい月を迎えて

 すっかり秋が深まり、涼しさから寒さへと変わってきました。
 紅葉をむかえた木々の種類も増え、散歩する道のあちこちで秋を見つけて子どもたちは大喜びです。色とりどりのおみやげの袋を大事そうに持って帰ってくると、靴を履き替える間もきれいな葉っぱやドングリから目を離すことはありません。お友だちが袋を間違えそうになると「あっ、ちがうよ。〇〇ちゃんは〇〇のはっぱ、ひろってないでしょ?」と、それぞれの宝物の違いを事細かに説明しています。
 大きい子どもたちの中には、お父さんやお母さんに、弟や妹にあげるんだと張り切って集めている子もいます。毎日のおみやげに、おうちの中っもすっかり秋色でしょうね。

ほかの種は

聖書のことば

201705pic0311月の聖句

ほかの種は良い土地に落ち、芽生え、育って実を結ぶ。

マルコによる福音書 4章8節

収穫感謝礼拝

季節の行事


神さまによって与えられた豊かな実りに感謝する礼拝です。神さまがくださった命、恵みに感謝するとともに、私たちを支えてくださっている様々な方の働きにも目を向け、気づきや思いをお深める機会となります。当日は季節の野菜や果物を前に礼拝を守ります。

アドベント礼拝

季節の行事

 イエス・キリストのご降誕であるクリスマスを迎えるまでの4週間がアドベント(待降節)です。クリスマスまでのこの時期、保育園ではイエス様を迎える準備をします。アドベントカレンダーをめくり、アドベントクランツに灯をともし、部屋に飾りをつけ、イエス様のご降誕までのお話を聞きます。大きいクラスの子どもたちはクリスマスに向けてページェント(イエス様の生誕劇)や讃美歌、お献げする出し物の練習に励みます。
 アドベント礼拝ではクリスマスが近づくにつれ、1本また1本と灯のともるキャンドルが増えていきます。4本目のキャンドルに灯がともると、みんなが待ちに待ったクリスマスがやってくるのです。

2ひきのかえる

図書

作者名
にいみなんきち

しまだ・しほ
価格
1,518円 (本体1,380円 + 税10%)
ISBN
978-4-652-20332-3

「ごんぎつね」や「てぶくろをかいに」でおなじみの新見南吉さんのお話です。
このお話にはきいろとみどりの2匹のかえるが出てきますが、どちらが美しいかを競い合ううち喧嘩になってしまいます。けれども季節は寒い冬。冷たい風が吹いて冬眠の準備に入るため、カエルたちの喧嘩は一旦おあずけになります。
 やがて春がやってきました。かえるたちは目覚め、美しい春の中で準備を始めますが、お互いに「もうけんかはよそう」と言い合います。そして、最後のページにひとこと『よくねむったあとでは、にんげんでもかえるでも、きげんがよくなるものであります。』と作者の言葉が加えられのです。
 ウクライナ大統領夫人ゼレンスカさんが、かつてあるプロジェクトに参加した際、この絵本を朗読されたそうです。現在のウクライナ情勢を思います。エゴを捨てることにより、かえるも人間も本当の幸せを手にすることができるのかもしれません。