3月2018

嬉しさと寂しさが入り混じる

へいわ1

 テレビでは満開の河津桜が映し出され、いよいよ春に向けて季節が動き出したことを知らせてくれています。坂川の桜が咲き、園庭の桜のつぼみが膨らみ、各小学校の桜の蕾が春いっぱいに校庭を包み込むと、ばら組の子どもたちは元気よく小学生になっていきます。毎年のことながら、嬉しさと寂しさが入り混じる気持ちの中、職員と子どもたちはばら組のお兄さんお姉さんを送り出していきます。
 あと1ヶ月たつと、もうその時がやって来るのですね。楽しかった保育園、仲良しだったお友だち。いったんお別れではありますが、いつでもまた帰って来られる場所として、繋がっている仲間たちとして心の支えにしてもらえたらと思っています。

光の子として

聖書のことば

3月の聖句

光の子として歩みなさい。

エフェソの信徒への手紙 5章8節

就学に向けての準備とは?

子どもと向き合う

就学に向けての準備とは?

 ばら組の子どもたちは、卒園に向けて卒園式の練習をしています。毎日、嬉しそうな様子で学校へ行くことを話してくれます。「私、ピンク色のランドセルにしたんだよ。」「今度、おばあちゃんが机を買ってくれるんだって!」等々。が、時には知らない世界へ向かう緊張感がその表情に出ていることもないわけではありません。
「もう小学生になるんだから」「こんなことでは小学校に行けないよ」などと言っていませんか? 何気ない言葉がプレッシャーになることもあるので注意したいですね。
 小学校では、保育園のように常に先生の目があるわけではありません。生活の援助や友だちとのトラブルに関しても同様です。困った時にそれを知らせることができないといけません。自分で解決することも必要ですが、それより前に『困ったら大人に知らせる(相談する・助けてもらう)』ことをしっかり伝えておきたいところです。学校では先生、家庭ではその日のことをお父さんお母さんに伝えられるよう、ゆっくりとした時間を作っていくことが大切でしょう。
 基本的生活習慣を基盤に、友だちとのコミュニケーションが豊かに築ければ後は家庭での信頼関係と愛情で乗り越えられることでしょう。2月27日の子育て口座の小宮先生のお話にあったように、お子さんとたくさんお話、認め、褒め、自己肯定感を育てる子育てを意識していけるとよいですね。