へいわ1

だいじに育てたこのときを

へいわ1 新しい月を迎えて

 6月は小さな生き物の命と向き合うことの多い月でした。
 幼虫からさなぎ、さなぎから羽化して成虫となったアゲハ蝶との毎日は、子どもたちも、職員も、そしておうちの皆さんも一緒に命を見守るときとなりました。朝夕には玄関先での子どもたちとおうちの皆さんの会話を楽しく聞かせていただきました。毎降園時、アゲハの様子を報告する子どもたちを丁寧に受け止めてくださり、本当にありがとうございました。
 けれども、羽化したのは何と土曜日! 黒くなったさなぎの姿、羽化した成虫の姿に出会えたのはわずか4名の子どもたちでした。羽化した週末、しばらく薄めたポカリスエットでしのいた蝶は、月曜日の夕方ばら組の子どもたちに見守られる中、元気に園庭から北側の高台の方へ飛び立っていきました。広い世界に飛び立つアゲハ蝶はとても気持ちよさそうでした。2匹目は平日の午後に羽化、少しずつ濡れた羽を広げる姿を皆で見ることができました。
 ご家庭かあら譲り受け幼児の各クラスで育てていたオタマジャクシたちも、兄弟そろって、可愛い小さなカエルになりました。しばらく赤虫などをあげながら観察しいましたが、自然に返す時を逸しないようにと、6月下旬、坂川の川べりに放すことになりました。新しい生活の場で、カエルたちがみんな仲良く元気に過ごしていることを祈っています。
 きっと子どもたちは、これからどこかでアゲハ蝶に会うたび、どこかオタマジャクシやカエルに会うたび、大事に育てたこの時を思い出すのでしょうね。

ぽつぽつぽつ だいじょうぶ?

へいわ1 図書

ぽつぽつぽつ だいじょうぶ?
しもかわら ゆみ:さく
講談社

 デビュー作の「ほしをさがしに」同様、しもかわらさんの描く動物たちの毛並みの優しい感触が伝わってくる絵本です。
 ねずみさん、うさぎさん、たぬきさんにきつねさん。それぞれの動物の微妙な毛の硬さ具合や毛並みの流れに、ついつい目が奪われていきます。お話はシンプルで、小さいこどもたちも心を合わせて読み進められます。少し大きくなった子どもは、擬音のもたらす言葉の表現もお気に入りになることでしょう。
 2013年デビューの作家さんの作品ですが、小さい頃に出会ったような懐かしい香りのする絵本です。雨の続く梅雨の季節に、雨の音を聞きながら読んでみてください。

チャンスを見つけて戸外に繰り出す

へいわ1 新しい月を迎えて

 6月を迎えました。例年ですと6月頃は新緑の眩しい気持の良い季節ですが、今年は雨の多いはっきりしない天気が多くなりました。かと言って、このまま梅雨に突入してしまうかと思っていると急な夏日があったりと、心も身体も準備が追い付きませんね。
 そんな中ではありますが、各クラス、チャンスを見つけて戸外に繰り出すのが上手になってきました。9時には準備完了で門を出て行く嬉しそうな子どもたち! また、夕方の時間も、遅い時間まで過ごす少人数の子どもたちの気分転換に出かけたりしています。「スープの冷めない距離」ならず「雨に降られない絶妙の距離」にある園庭つくづく感謝です。園庭ではシロツメクサなどを使っての草花遊びはもちろんのこと、あらゆる場所から小さい虫たちを見つけては楽しそうに見せ合っています。本当に自然は宝庫ですね。
 春を迎え、玄関のめだかも新しい顔ぶれが加わりました。子どもたちは目を輝かせて追っています。また今年はオタマジャクシを分けていただいたので、幼児クラスを中心に楽しませていただこうと思います。「何色のカエルさんになるんだろうね。ドキドキ…」と職員同士の会話も弾んでいます。

その愛おしさ、命のはかなさを

へいわ1 新しい月を迎えて

 新緑の季節になりました。そして若々しい緑の眩しさのみならず、色とりどりの鮮やかな花々が色で香りで楽しませてくれるのがこの季節です。
 子どもたちも自然が大好きです。散歩で通る道の木、園舎の周りに咲く花や実、そして園庭の花をよく知っています。子どもたちは日々はを愛でつつ、ある時は恰好の遊びの材料としてうまく自然を生活に取り込んでいきます。
 そしてもう一つ子どもたちが大好きなのが小さい虫たち。大事そうに持ってきては保育者に見せてくれます。子どもたちは小さい命と関わり合いながら、その愛おしさ、命のはかなさを身をもって感じ取っていきます。幼児クラスになれば、大きな動物の世話は難しくても、虫や魚であれば責任の一端を担うこともできるかもしれません。そうなれば、なお一層つながりは深まることでしょう。
 それぞれの年齢によって自然との関わり方は変わっていきますが、子どもたちの感性を大切にしつつ、命の大切さを伝えていきましょう。どうか、虫を連れてきたその手に、「虫は嫌い!」「気持ち悪い!」など心無い言葉を投げてしまうことがありませんように…。

ゆっくり見守りつつ

へいわ1 新しい月を迎えて

 誕生日が来て一つ大きくなることが何より嬉しい子どもたち、それと同様に大きくなってお兄さんお姉さんクラスになることも大きな自信につながります。進級は新しい保護者との出会いでもあります。多少の緊張もあるかと思いますが、勝手知ったる保育園の中での変化です。新しい環境を受け入れ、変化のひとつひとつを楽しみつつ、成長の糧としていけると良いですね。
 ご家庭でも、この時期はお子さんが安心して過ごせるようにしてあげてください。
 今日はどうだった?」の言葉がけも、お子さんの不安につながるような尋ね方には気をつけましょう。ゆっくり見守りつつ、明日の登園を楽しみにできるよう働きかけてあげてください。

共に喜び

へいわ1 聖書のことば

201705pic034月の聖句

喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。

5歳児ばら組の卒園までの予定が

へいわ1 新しい月を迎えて

 2月はコロナウィルスのオミクロン株の猛威に、さすがの第一平和保育園も踏ん張ることができなくなってしまいました。保護者の皆様におかれましては、閉鎖クラスや臨時休園(特別保育)、また登園自粛期間のご協力ありがとうございました。
 また、どのご家庭も大変だった中で、園の職員や運営への励ましのお言葉をいただき、職員一同感謝でいっぱいです。この思いをお返しするためにも、ますます楽しい園生活が送れるよう子どもたちとの毎日を充実させていきたいと思います。どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。
 また、これらに伴い5歳児ばら組の卒園までの予定が大きく変わりました。下記の予定のように行事が後ろにずれてまいりますが、一人一人を大事に送り出したいと考えていますので、どうぞご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

新年あけまして おめでとうございます

へいわ1 新しい月を迎えて

新年あけまして おめでとうございます

 新しい年が明け、心新たに1年の始まりを迎えています。今年も「感じる心」を大切に、子どもたちとともに多くの喜びと感動、そして経験をしていきたいと思います。そしてまだまだ油断できないコロナの状況の中にあっても、お家の皆様と子育ての楽しさを共有しつつ、身体は NO 密でも交わす心は濃密に歩んでいきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
 3学期になると、いよいよばら組の子どもたちは就学に向けての準備となります。学校に行くと、自分の思いを言葉で伝えることがより重要になってきますが、それは「ローマは1日にしてならず」の通り、日々の積み重ねの上に育っていくかです。言葉を習得する時期に大人が言葉の補助や代弁をすることに慣れてしまうと、子どもの次の成長のタイミングを逃しがちです。つい先回りして、子どもが言おうとしていることを大人が言ってしまい、子どもは伝える機会も意欲も失ってしまうというのはよくある話です。気持ちは急いで、じっと子どもの声を待つことが大切なのです。子育てはいつでも楽しい我慢大会ですね。

大切に温めつつ、感謝の中で

へいわ1 新しい月を迎えて

 10月の後半から急に涼しく(寒く)なり、早くなった夕暮れがより寂しく感じられます。それでも日中は、まだまだどこかに夏を引きずっている子どもたち。半袖の腕を振り元気に戸外に飛び出していきます。そして、汗をかいて戻ってくる姿もしばしばあり、その湧き出るエネルギーにただただ感心しています。
 10月にはわくわくプレイデイも終わり、11月から12月にかけては収穫感謝祭からアドベント、クリスマスに向かいます。この期間を大切に温めつつ、感謝の中で過ごせればと思います。今年も各クラスでゆったりと落ち着いた礼拝を守っていきます。

特別な日として楽しむ子どもたち

へいわ1 新しい月を迎えて

 コロナで動きのとれない中での夏、どのようにお過ごしでしたでしょうか?
 ばら組の子どもたちは8月28日(土)の午前中、園内でおたのしみ会を行いました。
 当初の予定より時間も短縮となりましたが、その中でも特別な日として楽しむ子どもたちの様子を嬉しく見させていただきました。日本の夏の風物詩となる夕涼みのイメージで、ヨーヨー釣り、的あて、万華鏡作りなどを体験し、夜店メニューの焼きそばやかき氷をいただきました。通常だと9月に行う梨もぎ(例年は梨もぎ、昨年は見学のみ)にも制限が入り、自然との触れ合いもままならない状況になっていますが、負けずにまたそれに代わる経験を増やして行きだいと思っています。

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