くりすますのおくりもの
2024-12-01
12月の絵本
くりすますのおくりもの—ロシア民話より— 文:木村由利子 絵:松村雅子 至光社 |
雪の降る日、お腹のすいたうさぎが2本の人参を見つけます。
1本食べるとお腹はいっぱい。
「こんな雪の日、食べ物を見つけるのは大変だろう。この人参を誰かにあげよう。」
と、ろばさんの家へ。
ろばさんは残念ながら留守でしたが、この親切な気持ちがろばさん、ひつじさん、のろじかさんにつたわり、最後はうさぎさんに帰っていくというお話です。
子ども達の好きな「おかえしのおかえし」という絵本を、少し小さい子向けのやさしい雰囲気にした感じの絵本です。
クリスマスに向けてあちらからこちらから聞こえてくる言葉「プレゼント」ですが、心の込められたプレゼントが送れたら本当に素敵ですね。
冬の寒い戸外が描かれつつ、こころはホッと暖かくなる絵本です。